さつま通信

2011年3月23日水曜日

世界にドルはどれだけあるのか?

 古いデータになりますが、こんな記事(5年前)があります。

世界にドルはどれだけあるのか? - 報道写真家から
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/ccf9a29bfefd6a2f3964af8a4c801b03
 そもそも基軸通貨というのは、世界の貿易決済通貨という意味でしかなかった。いま、世界の貿易の総量というのは約8兆ドルらしい。ということは余裕をもって10兆ドルも流通すれば世界の貿易は支障なくおこなわれる。

 しかし、実際に世界に流通しているドルの総量というのはどれくらいあるのか。

 300兆ドルだ。 ( 300兆ドル=3京5282兆円)

 これがどれだけ異常な数字かお分かりいただけるだろうか。世界のGDPの総計ですら30兆ドルなのだ。世界の総生産の10倍ものドルが世界に流通しているのだ。

 では、貿易決済に使われていないドルはいったい何に使われているのか。

 マネーゲームだ。

 短期決済の為替取引や株式投機、デリバティブ(金融派生商品)などだ。マネーそのものが商品と化してしまっているのだ。実体経済とは何の関係もない膨大なマネーが世界中を日々かけ巡り、マネーがマネーを生むゲームに興じているのだ。
 この辺の知識があるかないかで、国際問題の考え方もかわってきます。(知識の無い連中にとっては多くの疑問の意見が陰謀論となる。)



 一所懸命に自動車や電子製品をつくって貿易でドルを稼いだところで、所詮は紙切れにしか過ぎないドルは相場で左右されてしまいます。

 せっかく稼いだドルが目減りしたらかなわんと、国がドルを買い支えたりしていますが、世界のGDPもの10倍もあるドルを買い支えるなど無理な話で、マネーゲームやってる連中に吸い上げられてるだけなのですな。

 こう言う事情を知っていますと、貿易立国なんて考え方は非常にバカらしい話で、地産地消の経済を目指して、国内の生産を国内で消費するようにしたほうが良いと思います。

 必要な原料の輸入などもバーター取引でやればドルなどと言う紙切れを使う必要も無いわけですからね。

 レアメタルや石油も海水から得ることができる技術が研究されています。

 米国が口封じしようにも、インターネットと言うものがありますので、情報操作がしにくい時代になって来ました。

 多くの人々がインターネットの情報に関心を持ち、既存メディアが隠していたことを発言することによって、より多くの人々が豊かに暮らせるようになると私は思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿