さつま通信

2011年3月23日水曜日

海から資源

 新聞の政治欄は記者クラブの問題で偏向報道があり信用できないのですが、政治欄以外はけっこう読める内容の価値ある記事が書いてあったりします。

 つくづく思いますが、新聞の信用を貶めているのは政治記者の連中ですな。(-_-;)

 西日本新聞の次の記事が面白かったりします。


資源を生む研究(第1回) 海水からレアメタル(1)
http://kosodate.nishinippon.co.jp/science/labo/023.shtml
資源を生む研究(第2回) 海水からレアメタル(2)
http://kosodate.nishinippon.co.jp/science/labo/024.shtml

 リチウムなど海外からの輸入に依存しているレアメタル(希少金属)を海水から抽出する技術が研究されているのですが、現在ではかなりの濃縮できるようになっているみたいです。

 希少であるがゆえに、その輸出国(中国など)に政治的に利用されたりしますが、海水からレアメタルを得ることができるようになればそのようなことも無くなるのですね。

 すでに都市鉱山と言う形でストックされたレアメタルもありますし、それをリサイクル利用しながら新たに海水から得るようにすれば、海洋国である日本はレアメタルの豊富な国となるかも知れません。



 海水から石油を生産する技術も研究が進んでいたりします。

asahi.com(朝日新聞社):生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 - サイエンス
http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html
 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。
 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。
 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。
 太陽エネルギーがある限り、無限に必要な石油をつくることができる技術を日本はすでに見つけているようです。

 この技術が確立しますとわざわざ海外から石油を買う必要も無いし、原子力も不要になるわけです。

 ゆえに、石油利権や原子力利権にこのような情報は伏せられがちですので、こう言う情報をチェックして信頼できる政治家に届けることが大事です。

 もっとも、インターネットの普及により、ネットで大事な情報を拡散することができるようになって来ましたので、有志の情報発信者が増えれば世論を形成できるような世の中になってきたように思います。

 世論はマスコミなど既得権益者がつくり出すものではなく、インターネットを利用して市民、国民がつくり出す時代へとシフトしつつあります。

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